4月4日 みなさんの暮らしに関わることについて質問しました
参議院の「消費者問題特別委員会」で、3つのテーマについて質問しました。
✅高齢者・障害者の消費者トラブルについて
最近、高齢者や障害のある方が、商品やサービスの契約でトラブルに巻き込まれるケースが増えています。特に、70代・80代の方は、家に訪問してくる販売や電話での勧誘での被害が多く、認知症のある方や障害のある方は、被害にあっても「相談する」ということ自体が難しいことも。消費者庁の伊東大臣からは、「地域で福祉機関などと連携し、見守りネットワークを強化する」との回答がありましたが、私はさらに、日ごろご本人と関わっている訪問介護や訪問看護のスタッフとも連携して、早めの気づきと、いざというときのクーリングオフ(契約の取り消し)にすぐつなげられるような仕組みづくりをお願いしました。
✅葬儀サービスでのトラブルについて
「7万円でできる」と広告されていた葬儀が、実際には150万円以上かかってしまった――。こんな信じられないような話が、実は少なくありません。身近な人が亡くなって動揺し、冷静な判断ができない時に、気づいたらオプションを追加してしまっていて高額に…というケースも。こうした表示は「景品表示法」という法律に違反している可能性が。消費者庁からは「厳正に対応している」との答弁がありましたが、私はさらに、わかりやすいルールの徹底と、悪質な業者への指導強化を求めました。
✅ご遺体の取り扱いに関するルール(ガイドライン)について
コロナのような感染症の流行をきっかけに、ご遺体を安全かつ丁寧に扱うことの大切さが改めて注目されました。でも実際は、遺体を取り扱う業者さんの中には、保管や搬送の方法などに明確なルールがなく、対応がバラバラなことも。私は、国(厚生労働省)が今つくっている「ガイドライン(基本的なルール)」について、どんな内容になるのかを質問しました。そして、ご遺体の保管方法、衛生面の管理、施設の温度などについて、しっかりとしたルールを定めることをお願いしました。将来的には、こうしたルールを法律として定めていくことも視野に入れて進めてほしいと伝えました。
すべての人が、どんなときも尊厳をもって暮らせる社会にしたい。
そのために、現場の声をしっかりと受け止めながら、これからも国会で提案を続けていきます。
参議院のホームページより質問の様子を見ることができます。ぜひご覧ください。
参議院 インターネット審議中継
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